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つれづれ日記
2005年8月31日 「ようやく夏山に」

山に行きたいと思いつつ、
久しぶりに絵本の発行を思い立ち、
6月、7月、8月は行かれませんでした。
23日にようやく印刷所に入稿できたので、
さあ行けると思ったら台風…
でも台風一過の26日早朝に家を出て
昨夜30日夜、帰ってきました。

5日間は文句なしの好天で
バス停に下りてきた途端に雨になりました。
登っていく人もおおぜいいたのに
こんなことがあっていいのかと思うほどのタイミングでした。

室内トレーニングは、多少していたものの
4月以来の山歩きで、いつもよりも更なるよたよた歩き。
それでも何とかひとりでテントを持って
南アルプスの仙丈岳〜農鳥〜北岳の縦走をしてきました。

前半は本当に人に会わない静かな山で最高でした。
とくに、森の中をひとりで歩いていると樹木たちみんなが
『よく来たね』とやさしく言ってくれているのに気がつきました。

不十分ですが、スケッチもしてきました。
そのうちの一枚、両俣小屋のテント場で、私とは逆のコースの
可愛い女性とハンサムなお兄さんたち5人がなごやかに
夕食のしたくをしているところを描かせていただきました。
何のメニューだったのか? このあとみんなでご馳走を
美味しそうに召上っていました。
若い人たちがアウトドアを楽しんでくれているとほっとします。

私もこれまでは花の絵ばかりで、山で人を描いたのは初めて…
「こういう絵が自分にも描けるんだ」とうれしく思いました。
未完成のスケッチですが…
5人のみなさん、また、どこかでお会いしましょうね。


両俣テント場で


2005年8月20日 「はちのこ」

裏の軒下に大きなアシナガバチの巣ができていました。
数日前にもその近くに巣が見つかって
ご近所の親切な植木屋さんにとっていただいたばかりです。
それよりかなり大きいもので、二度も頼むわけにはいかないし、
覚悟を決めて、自分でとることにしました。

ハチの巣があってもかまわないのですが、
お店をやっていてはそうもいきません。
気がついているのにそのままにしておいて
お客さまが刺されてしまったらやっぱり大変なことです。

夜になってから、家の中の電気を全部消しました。
小窓から、長くのばした枝きりバサミで
巣の根もとをきろうとしたのですが、あせってうまくいきません。
ハサミの先を思いっきり振りまわして巣をたたき落としました。

翌日、恐る恐る見てみると、巣は地面に落ちていて、
アリやダンゴ虫が集まってきていました。
親バチは一匹もいないので巣をつまんで家の中に持ってきました。
夕方一匹、翌朝には二匹が、幼虫からハチになりました。
ハチになってからしばらくは飛べないようなので、
棒でつついて外に出しました。

巣穴から見える幼虫はあざやかな栗色です。
これが『はちのこ』なのかと眺めていると
だんだんに美味しそうに思えてきました。

また一匹がハチになりました。
このまま幼虫をハチにしまってはもったいない、
食べてみようかと思いついて、友人に電話をかけて食べ方をききました。
ご本人は食べたことはないけれど、フライパンで炒って
ご飯に炊き込んだりして食べるとのこと…。

紙の上に巣をひろげ、幼虫を一匹ずつお箸でつまんで小皿に入れました。
白い羽や足が出来はじめているものでも尻尾が黄色くふくらんでいるのはOK。
黒くなってハチに近いものはドジョウの水槽に入れました。

小皿にためた幼虫は60匹ほど。
フライパンで炒め、ジュウジュウとお醤油をかけてみました。
『桜エビや煮干し』と同じ…と何度も自分に言い聞かせて、
つまんで食べてみたら美味しい。二匹、三匹、うん美味しい。
日本人はこんなに美味しいものをどうして食べるのをやめてしまったんだろう。
誰もが「すごく栄養があるんだって」と知っているのに…

はちのこを食べてから虫のことが気になってきました。
アシナガバチを見ると心の中であやまったりしています。
食べてしまうのと、殺虫剤で殺してしまうのと、どちらがいいのでしょう?

どんな小さな空間でも、土があり、草が育てば、虫もいます。
殺虫剤に助けられて豪華なバラが咲かなくても、
30センチとか50センチ四方位でも都会のあちらこちらに
虫がくらせる雑草空間がふえるといいなと思います。


下じきになった虫たち
コンクリートの下じきになった虫や動物
飲む水がなくてひからびたカエルたちは
どこにいってしまったのでしょう?


2005年8月11日

始めたばかりの『はてなのもり』ですが
ためしに検索してみたらでてきたのでびっくり。

『わんだふる山中湖』というホームページに
紹介されていたためでした。

『わんだふる山中湖』のあと押しで『はてなのもり』が
ウェブ上でほんの一足でも踏み出せたような気分です。

このホームページを主宰している吉川さんは
東村山市にお住まいで、週末になると
ご夫妻で山中湖に通っていらっしゃいます。

もしかしたら平日のお仕事中に
休養しているのかも?と思うほど
毎週末、めまぐるしく活動されています。

山歩きや自然観察、野菜作り…等々
今はログハウスの建設にとりかかっているそうで
その様子は『わんだふる山中湖』でご覧いただけます。

『はてなのもり』を検索すると『わんだふる山中湖』につながります。
   (当たり前のことなのでしょうが、私には驚きでした)

そういえば青木が原の樹海にある洞窟に
連れていっていただいたこともありました。

山中湖近くの山をみんなで案内していただいたとき
下山の途中でこの二枚の絵を描きました。
雪が降った翌日の寒い日で
林に夕日がさしこみ、とてもきれいでした。

はてなの森にもこれから
ぽっと光がさしこんでくる、そんな気がしてきました。



2005年8月3日

パソコンのこと何にもわからない私に
ホームページを始めることができたのは
何人もの方々のおかげです。

なかでも、はとりさんと友野さん。
はとりさんには、昔、描いたイラストをほめていただき
うれしくなって20年前にもどった気分で描くことができました。
文字の入力や絵を取りこんで
画面上でレイアウトし、プリントアウトすることなど…
わかりやすく、根気良く今も教えていただいてます。

このパソコンはとても古いものです。
買ってから一年くらい荷ほどきもしないままでした。
ようやく立ち上げてメールのやり取りができるようになったころ
電源がどうしても入らなくなって、
押入れにしまいこんで三年が過ぎました。
『四季の花』のお店を始めてまもなく
その話をはとりさんにしたら、友野さんを連れてきてくれました。

友野さんは押入れから出したばかりのパソコンのふたを
パカッと開けて、すぐになおしてくれました。

ふたりの強力なバックアップのおかげで
私のホームページはスタートしましたが
多忙なおふたりのホームページ『まめのもと』
もうかなり長い間、更新されないままになっています。

はとりさんはわが家の三軒となりにお住まいですが
お店を始めてから知り合いました。

出会いってすごいなと思います。
『つれづれ日記』では
すごいなっ、楽しいなって思えるようなことを
たくさん書いていきたいと思います。

ですから、時々、のぞいてみて下さいね』


お店の人気メニュー
パウンドケーキを作ってくれている
山の友人が育てたミニトマト
甘酸っぱくておいしかったで〜す