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つれづれ日記
2005年9月21日 『四季の花』 果樹園

埼玉県の寄居町のはずれに父が残した荒地があり、
3〜4年前に60本ほどの果樹の苗木を植えました。

荒地といっても元は畑で、荒地にしてしまったのは私です。
来年こそはもっと早くに草刈りを…と思いつつ
今年もまた、ひどいことにしてしまいました。

今年は早いうちにと、5月末に2日間、草刈りをしました。
草丈も短く、やわらかいので刈りやすく、これで一安心、と
思っていたのですが、6月,7月,8月と何もしないで
行ってびっくり、ひどいことになっていました。



まさに草のジャングルです。つる草が茂って
こんもりした中には果樹がうもれているのでしょう。



ともかく、車を止める所から刈りはじめました。
茎がかたいし、私の背丈の倍以上もあるし…
2日で終らせようと思っていたけれど、これでは5日通っても
刈りきれないだろうと、がく然としました。
場所によって草が違うけれど、これはカヤなのか?
ススキよりも太くて、篠竹のようにかたい茎で、
肩に吊り下げるエンジン付き刈り払い機で刈ったあとです。



秋雨前線の影響とかで曇って涼しいのがありがたく、
今月は他の予定を可能な限り変更して、この草を
刈り終えるまで通おうかと考えているとポツリポツリと雨。
それでも刈っているとかなりの降りになり、雨宿り。

止みそうもないので隣り町の弟の家に行ってみました。
岡部町でお百姓をやっている弟は、20年以上も前から
全くの無農薬、有機栽培をつらぬいていて、
毎週100軒位のお宅に季節の野菜を直送しています。
 (その様子は『はなふぁーむ』でご覧いただけます)

弟に「果樹、だいぶ大きくなった?」と聞かれ、
「果樹のところまでたどりつけないんだよね」と私。

新しく手に入れた草刈り機があるので
それを貸してくれるということで、
翌日、軽トラックにつんで、畑に運んでくれました。
操作の仕方を教わって、私がやるつもりでしたが
「草が伸び過ぎてかたいから、機械が押し戻されて
危ないんだよ。これで巻きこまれて死んじゃう人も
いっぱいいるんだから…」とのこと。
「もっと早く、こんなになる前に刈るんだよ」と言われ、
「そうだよね、悪いね」としか言えない私でした。

弟が刈った草の中から栗の木が出てきました。



結局、夕方、暗くなるまでやってもらって、
私は刈り払い機でカヤのジャングルを刈り、
苗木のてっぺんにまで絡まったツルは
弟の《お嫁さん》が鎌できれいにしてくれました。

彼女はつい半年前までは都心でマンション暮し。
証券会社のコンサルタントをやめて、
つい最近、弟の《お嫁さん》になってくれた人です。
出荷の翌日の貴重な休日に草刈りをさせてしまって
ふたりには本当に申しわけなく、
でも私には計りきれないほどにありがたく
感謝、感激、あめ、あられ…お世話になりました。



草の中から出てきたカリンか、マルメロか?
どちらにしても、この草刈りにかける多大な労力が
報われる日がくるのだろうかと考えても
はてな? はてな? の???です。


2005年9月11日 「山のトレーニング」

ひんぱんに山歩きをしていれば山のトレーニングは必要ないのですが
なかなか、そうもいきません。筋力は使わないでいると、
どんどん落ちて二週間位でなくなってしまいます。
ですから、山に行かれない時には、少しのトレーニングでも
しておくのとおかないのとでは、山での楽しめ方がかなり違います。

8月の山行の前は、4月でした。その間、室内にいることがほとんどで
トレーニングをしなければ…と思いつつ、8月に入ってしまいました。
体を動かさないでいると、始めるまでが億劫になってきます。
何もしないでいると疲れが残ってだるくなり、いっそう動きたくなくなります。
どうせ、ひとりで行くんだから、歩けなかったら同じ所にテントを張って
その近くでスケッチしていればいいんだし、と思ったりしましたが、
どうせ行くんならと、思いきって家の中でトレーニングを始めました。

まずラジオ体操をします(いつでもやれるようにテープにとってあります)
そのあと腹筋と背筋を15〜20回ずつします。腹筋は三種類です。
  *膝を少し曲げて上体を起こすもの。
  *足を床から10pほど上げるもの。
  *胸から首を起こすもの…で、
それぞれ腹筋の使われるところが違うそうです。

次は膝のトレーニングです。この膝トレをやっておくか、おかないかでは
下山での膝への負担がまったく違います。膝に筋肉がない状態で
いっきに下れば膝が笑い、傷めてしまいます。
足が床に届かないイスかテーブルに深く座り
片足を水平に持ち上げ、一瞬とめて、下ろします。
これを片足ずつ何十回とか、回数を決めて何セットかをくり返します。
私は片足に5kgの重しをつけて、久しぶりの時は片足ずつ
50,70,50回位、慣れてきたら、60、100、70回位をやります。
これを週に2回やっておくと下りは安心です。



昨年は近くの八国山で早朝のぼっか訓練をしたのですが
今年はその気力がわいてこなくて、わが家の階段登りをしました。
使わないザックに22kgの荷物をつめてあったものを担いで
10往復ずつ2回、やっとのことで上り下りしました。
あとで計ってみたら、27kgに増やしてありました。
一昨年22kgで筋肉痛にならなくなったため、27kgにしてあったものでした。
この時、荷物を重くするとふくらはぎの筋肉痛が上になるのに気がつきました。
久しぶりなのでまた22kgに減らせば良かったのですが、そのままの重さで
3〜4日おきに10往復3回、15往復と10往復2回とかに増やしてやりました。
  (そのあとクールダウンのつもりで荷物なしで10往復します)
山での荷物は今回で初日が16kgでしたが、トレーニングでは重いのにします。

これらとは別な日に、お店のお客さまにいただいた
足踏みトレーニングマシ〜ンで10〜20分やりました。
これはふくらはぎが鍛えられるようです。
  (マシ〜ンを使ったものはやり過ぎると傷めやすいように思いました)

そして最後には必ずラジオ体操とかストレッチをします。
これらを週2回ずつ位やればいいのですが、日はすぐに過ぎてしまいます。
やった日と回数などをメモしておくと、次にやる時の参考になりますし、
やったばかりと思っていても、数週間が過ぎてしまったこともわかります。
何週間、何ヶ月過ぎてからでもやらないよりやった方が良いと思います。

このようなトレーニングを4〜5回やって、今回、南アルプスに行きました。
室内トレーニングでもやっておいたから何とか歩けたし、
やってなければ、とてもテントを持っての縦走は出来なかったと思います。

それでもやっぱり、室内トレーニングだけではいけないと強く思いました。
標高2500mを越えた辺りでは高度による心肺機能への影響も出るようだし
バランス感覚、持久力など…やっぱり月1回位は日帰り、たとえ半日でも
ちょっとハードに山歩きをし、プラス室内トレーニングを…と強く思いました。
それなのに何もしないまま、山から帰ってもう十数日が過ぎてしまっています。

気分よく歩き、スケッチできるように、少しのトレーニングでもしていることは
日常生活にも、とても良いことのように思います。