山でスケッチへ戻る | はてなのもりへ戻る |
2005年夏 ひとり南アルプスで 仙丈岳〜農鳥岳〜北岳 |
|
8月28日 |
|
暗いうちに歩き始めたものの、道を見失って迷ってしまう。 きのうの大下りを、また登るのが心配だったけれど 意外に早く野呂川越に着くことができた。 小屋泊りの男性、何人かに追い越される。樹林を抜けると 仙丈岳と甲斐駒ケ岳、その真ん中に鋸岳が見えてくる。 無風、快晴…さっきの登山者がひとり 三峰岳から間ノ岳への上りにかかっている。 私が最後でもう誰も来ないだろうと 思いっきり、のんびりしてしまう。 |
|
樹林の中から見えがくれしていた熊の平の小屋。 高校一年の夏、塩見岳を越えて、熊の平まで行かれず 女子パーティだけ途中にテントを張ることに… その夜中に、男子パーティについていたOB三人が はるばる熊の平から水を持ってきて下さった。 その場所があの辺だろうかと、などと思いながら描いてみる。 |
|
三峰岳に着いて、農鳥岳が見えてくる。 農鳥小屋がきょうのテント場。 天気はいいし,今日もまた、誰にも会わないのがうれしい。 |
|
間ノ岳には人が大勢いたので頂上は素通りし、 少し下りた所でひと休み。 北岳が目の前にそびえ、 左に甲斐駒ケ岳、右に鳳凰三山が… |
|
農鳥のテント場には いくつかのテントがあり 展望の良い いちばん端にテントを張り 近くの花を描いてみる。 ハクサンチドリの咲き柄と アキノキリンソウと わからないで描いた白い花は ウメバチソウと あとで隣りのテントの方に 教えていただいた | |
雨が降ってきたので、テントの中で靴とサンダルをスケッチ。 今山行、初めての雨で、まもなく止んでしまう。 夜中に外に出てみると満天の星。 はるか下の方は、町の灯りか星灯りかもよくわからない。 風もなく穏やかで、しばらく、見惚れてしまう。 |
|
8月27日へ |
8月29日へ |